コンセプトと統一感

コンセプトという言葉の定義は若干曖昧な部分がありますが、ここではコンセプト=デザインするにあたって全体を通じて持ち続ける概念と定義しています。コンセプトを保つことの重要性それによって生み出されるデザインの統一感について考えてみたいと思います。

デザインを考えるにあたって、まずやらなければならないのが、制作物のコンセプトを明確にする作業です。自分がどんなデザインを作ろうとしているのか、それはどこに向かっていて、どういう人にどんな風に見て感じて欲しいのか、といったことを分析し、それを明確で具体的な形に仕立てる。この一連の流れがデザインの作業である、デザイナーはただ、形にするところだけを見ていてはいけないのです、

グラフィックデザインは細かいパーツをデザインして積み重ね、全体を作り上げる作業です、その細かいパーツを作る際、それぞれを別個に考えるのではなく、常にコンセプトにてらし合わせてそれに即したものを選ぶ必要があります。パーツを組み上げてデザインを完成させた時、それらが全て共通のコンセプトに基づいたものであれば、全体の統一感も感じられます。コンセプトには言葉で表現出来るものとそうでないものとがありますが、デザインの醍醐味はどちらかというと、後者にあります。言葉で表現しても伝わらないものでもフォントや写真やレイアウトの細部に至るまで、コンセプトに貫かれていれば、見た人にそれが明快に伝わるものです。

  • 形にするところ・・・・デザインのコンセプトを固める前にコンピュータに向かってしまうのは、実際のところ時間の無駄以外の何物でもありません。自分の頭にあるもの以上のものは作り出すことができないのですから。
  • デザインの醍醐味・・・・何がデザインの面白さなのか、これは聞く人によって答えが違うかもしれませんしかし、言葉にならない何かを言葉以外のもので表現出来るのはビジュアルの持つ強力な力なのだと思います。この力を発揮させることがデザインの楽しさなのでしょうか。
  • テイスト・・・・直訳すると、味わいです。デザインではそのものの持つ風合いや、傾向、質感、人に与える印象などを総合してテイストと呼びます。
  • ベーシックセオリー「学問としてのデザイン」・・・・デザイナーになるために必ずしも美術大学や専門学校での勉強が必要なわけではありません、実践の中でより多くのことに気づき学ぶだけで一流のデザイナーになることは十分可能です。しかし、美術や文化、体系的にデザインの歴史を知っておくことはその人のデザインやコンセプトの奥深さ作品に見える芯のようなものにつながります。
  • ギリギリのところ・・・・隠すデザインではどこまで隠すかがポイントになります。隠しすぎてはなんだかわからなくなってしまい、出しすぎては子供っぽく見えてしまいます。
  • 美しさや気品・・・・こういった表現は言葉では難しいもの。まさにビジュアル頼みのコンセプトと言えます高級感やお買い得感、シズル感、可愛い、怖い、優しい、清々しい、といった表現も言葉では伝えにくいものです。
  • フォントの組み合わせ・・・・・人つながりの文章で文字の書体を変えることはあまりありません。書体を変えることでつながり感が薄れてしまうからです。ただし、和文と英文、かなと感じ、数字のみといった具合にテキストの種類によっては異なるフォントを用いることはよくあります。
  • 力強いデザイン・・・・コンセプトが明確な作品はブレが感じられない分、ストレートに人に訴えかける力が強くなります。この作品は特に完全に若者にターゲットを絞っている点も力強さの秘密でしょう。

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